目次
第一部 総論
くい違う健康の定義
理想の健康
健康診断の結果の判定上の健康
社会生活をする上での健康
異常の種類と行動のバランス
基準値(標準値、正常値)とその判定
検査結果の変動
健康診断と医師の苦悩
健康診断と受診者のとまどい
大切な問診、視診、聴診
身体内部からの手紙、排泄物
電子化される画像診断
X線写真・撮る腕と読む目
血中成分分析の進歩
オール「異常なし」へのこだわり
第二部 各論
判定欄の読み方
1「今のところ異常ありません」の意味
2「経過観察を要します」の意味
3「精密検査を要します」の意味
4「治療を要します」の意味
身体計測
5 肥満度
眼科の検査
6 視力
7 眼圧
8 眼底検査
呼吸器系の検査
9 胸部X線写真
10 血沈(赤沈)
11 たん(痰)の細胞診
12 呼吸機能検査
循環器系の検査
13 血圧
14 心電図
15 総コレステロール(略号:TCh、TCH、T-CHOなど)
HDLコレステロール(略号:HDL-Ch、HDL-CH、HDL-CHOなど)
16 中性脂肪(トリグリセライド、略号:TGなど)
消化器系の検査
17 糞便潜血反応
18 胃X線検査
19 血清蛋白(略号:TPなど)、蛋白分画
20 血清総ビリルビン(略号:T-BILなど)
21 ZTT(クンケル)、TTT(チモール)
22 GOT(S-GOT)、GPT(S-GPT)
23 γ-GTP(GGTP)
24 LDH
25 アルカリフォスファターゼ(略号:ALPなど)
26 コリンエステラーゼ(略号:CHE、ChEなど)
27 LAP
28 ウロビリノーゲン
29 HBs抗原、HCV抗体
30 血清アミラーゼ(略号:S-AMYなど)、尿アミラーゼ(略号:U-AMYなど)
泌尿器系の検査
31 尿pH
32 尿蛋白(略号:ALB、Alb、U-ALB、U-Albなど)
33 尿潜血反応
34 尿沈渣
35 クレアチニン
36 尿素窒素(略号:BUN)
37 尿酸(略号:UAなど)
糖尿病の検査
38 血糖(略号:GLU、Glu、B-GLU、B-Glu、BSなど)、空腹時血糖(略号:FBSなど)
39 糖負荷試験(略号:GTT、OGTTなど)
40 グリコヘモグロビン(略号:HbA1、HbA1cなど)
41 尿糖(略号:GLU、Glu、U-GLU、U-Gluなど)
血液系の検査
42 赤血球数(略号:RBC)、ヘモグロビン(血色素、略号:Hb)、ヘマトクリット(略号:Ht)
43 赤血球指数(略号:MCV、MCH、MCHC)
44 血小板数
45 白血球数(略号:WBC)
その他の検査
46 CRP
47 RAテスト
48 ASLO
49 CEA
50 αフェトプロテイン(略号:AFPなど)
治療食の例
血圧が少し高い人のために
コレステロールの値が高い人のために
慢性胃炎の人のために
慢性肝炎の人のために
慢性腎炎の人のために
尿酸の値が高い人のために
血糖の値が高い人のために
貧血ぎみの人のために
検査値には、それぞれ特定の意味があります。個人差や継続的な見方が必要なこともあります。そのため、結果値は万能の鏡ではありません。深読みすること。つまり、何の目的で行った検査か、専門用語でどのように説明されたか、個人差をどうとらえるか等々の見方が必要です。