目次
第1章 予防医学総論
1.予防医学の意義
1)予防医学の定義
2)疫病発生の動的平衡理論
2.予防医学の歴史
1)伝染病対策
2)ビタミン欠乏症対策
3)疫学調査の歴史
第2章 伝染病(感染症)とその発生
1.伝染病(感染症)の種類
1)感染症予防法に規定する伝染病
2)学校保健法に規定する伝染病
2.伝染病の感染・発病と流行
1)感染・発病の定義
2)潜伏期
3)感染率と発病率
4)顕性感染と不顕性感染
5)伝染病の伝播と流行
6)流行の様式
7)地方流行と汎流行
8)不顕性流行
3.伝染病の成立要因
1)感染源
2)感染経路
3)主体の感受性
第3章 学校における伝染病予防
1.予防対策のすすめ方
1)予防対策の概観
2)予防接種
3)学校伝染病予防上,考慮すべき環境衛生施策
4)患者の早期発見対策
5)流行の早期発見
6)患者の隔離・出席停止
7)臨時休業
2.学校における予防対策
1)学校教職員における予防機構
2)伝染病発生時の届出と情報の交換
3)教職員自らへの感染防止の注意
3.伝染病患者の出席停止とこれに伴う措置
1)児童・生徒の場合
2)教職員の場合
4.学校内消毒の実施
第4章 免疫
1.免疫に関する新しい概念
1)自己と非自己の識別
2)液体免疫と細胞免疫
3)Bリンパ球とTリンパ球
4)免疫記憶
5)抗原認識
2.抗体
1)抗体の本態
2)免疫グロブリンの基本構造
3)各免疫グロブリンの機能
3.感染症の免疫
1)病原体別の免疫機構
2)液体免疫の働き方
3)細胞免疫の働き方
第5章 疫学調査
1.疫学調査の意義
1)疫学とは
2)疫学調査の種類
3)疫学調査の方法
2.伝染病発生時の疫学調査
1)(孤立)患者発生時の疫学調査
2)集団発生時の疫学調査
3.サーベイランス
第6章 学校伝染病・
第1種とその予防
1.エボラ出血熱
2.クリミア・コンゴ出血熱
3.マーブルグ病
4.ラッサ熱
5.ペスト
6.コレラ
7.急性灰白髄炎
8.細菌性赤痢
9.ジフテリア
10.腸チフス
11.パラチフス
第7章 学校伝染病・第2種とその予防
1.インフルエンザ
2.百日咳
3.麻疹
4.流行性耳下線炎
5.風疹
6.水痘
7.咽頭結膜熱
8.結核
第8章 学校伝染病・第3種とその予防
1.腸管出血性大腸菌感染症
2.流行性角結膜炎
3.急性出血性結膜炎
第9章(1)その他の伝染病とその予防
1.手足口病
2.伝染性紅斑
3.猩紅熱
4.流行性脳脊髄膜炎
5.日本脳炎
6.ウイルス性肝炎
7.ヘルパンギーナ
8.破傷風
9.トラコーマ
10.オウム病
11.メチシリン耐性ブドウ球菌感染症
第9章(2)性感染症とその予防
1.後天性免疫不全症候群(AIDS)
2.性器クラミジア感染症
3.性器ヘルペス感染症
4.淋 病(淋菌感染症)
5.梅 毒
6.尖圭コンジローム
7.膣トリコモナス症
8.疥 癬
9.毛じらみ症
10.その他
第10章 細菌性食中毒とその予防
1)食中毒の種類
2)細菌性食中毒と消化器伝染病
3)細菌性食中毒の種類
4)食中毒の予防対策のすすめ方
1.サルモネラ食中毒
2.腸炎ビブリオ食中毒
3.ブドウ球菌食中毒
4.カンピロバクター食中毒
5.病原大腸菌食中毒
第11章 寄生虫病とその予防
1)寄生虫病の種類
2)寄生虫病の予防対策のすすめ方
1.蟯虫症
2.鉤虫症(十二指腸虫症)
第12章 アレルギー疾患とその予防
1)アレルギーとは
2)アレルギー現象の種類
3)アレルギー性疾患の予防対策のすすめ方
1.気管支喘息
2.アレルギー性鼻炎
3.アトピー性皮膚炎
第13章 生活習慣病とその予防
1.生活習慣病の概念とその予防対策
1)生活習慣病の概念
2)生活習慣病の予防対策
2.生活習慣病の病因
1)喫煙
2)飲酒
3)食習慣
4)運動不足
5)肥満
3.高脂血症
4.糖尿病
5.高血圧症
6.脳血管疾患(脳卒中)
7.心血管疾患(虚血性心疾患)
8.悪性新生物(癌)
治療徹底による重症化の予防や障害発生の予防。リハビリテーションの領域までも目を配ること。非伝染性疾患(アレルギー、成人病、職業病からの事故災害)の予防までを考える。