学校保健、性教育、食教育、メンタルヘルスなど"健康教育"に関する書籍を発行している出版社です。

【内容について】

本書では、「五感」――触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚を豊かに拓くための50のメソッドを提案しています。「部屋の様子を観察し10文字で書いてみる」「手のひら・指先を『測定器』にした生活を経験してみよう」「『手』と『指先』を使って食べる食事を経験しよう」などのメソッドを、1日1つずつ10週にわたり体験していくことにより、現代社会では置き去りにされがちな「感じる力」や「歓ぶ身体」といった、人が本来もつリアルな身体感覚を鮮やかに育んでいきます。楽しみながら誰にでも簡単にできるワークブックです。特に、学校の先生、子育て中の親などに、子どもと一緒に味わっていただきたい一冊です。



【著者について】

著者の山下柚実氏は、『ショーン　横たわるエイズ・アクティビスト』で、第一回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞ののち、身体と社会とのかかわりに関心を持ち、エイズや五感などをテーマに、多岐にわたる取材・執筆活動を展開しているノンフィクション作家です。また自身が代表を務める「五感生活研究所」ではストレスと緊張にあふれた社会を少しでも居心地よく、楽しく暮らせる空間へと組み替えていくことを願い、講演やワークショップを通して「五感/感覚」を生き生きと使って生活する情報や生活術を発信しています。 『五感生活術』(文春新書)、『「五感力」を育てる』(齋藤孝氏との共著、中公新書ラクレ)、『おしゃべりなからだ』(医学通信社)『〈五感〉再生へ』(岩波書店)、『春夏秋冬 私をみがく五感ノート』(山海堂)、『給食の味はなぜ懐かしいのか?』(中公新書ラクレ)など、多くの著作があります。