目次
第1章 学校保健の概説
1.学校保健の意義
1)教育における健康
2)健康の定義
2.学校保健の内容
1)学校保健の構成
2)学校保健と法規
3.学校保健の変遷
1)明治時代の学校衛生
2)大正時代の学校衛生
3)昭和前期の学校衛生
4)戦後の学校保健
4.学校保健関係職員
1)養護教諭
2)保健主事
3)一般教員
4)学校医
5)学校歯科医
6)学校薬剤師
7)学校栄養職員
5.保健室
1) 保健室に関する規定
2) 保健室の機能
第2章 児童生徒の心身の発達と健康
1.学校保健と心身の発達
1)学習のねらい
2)発育発達に関連する用語とその定義
3)ライフステージと発達の方向性
2.形態の発育
1)発育の現量値からみる身体発育
2)思春期発育のスパート
3)発育の速度曲線
4)体型指数
3.身体各部の発育発達
4.機能面の発達
5.児童生徒の健康課題
第3章 健康診断
1.児童生徒等の健康診断
1)児童生徒等の定期健康診断の意義
2)定期健康診断の実施時期と検査項目
3)方法および技術的基準
4)健康診断票と保健調査
5)事後措置
6)臨時の健康診断
2.職員の健康診断
1)職員の健康診断の意義
2)実施時期と検査項目
3)方法と技術的基準
4)精密検査
5)事後措置
3.就学時の健康診断
1)就学時の健康診断の意義
2)実施時期と検査項目
3)方法および技術的基準
4)事後措置
第4章 健康観察・保健指導
1.健康観察の意義
2.健康観察の方法
1)健康観察の手順
2)担任の行う健康観察
3)養護教諭の行う健康検診
3.保健指導
第5章 疾病管理
1.循環器疾患
1)先天性心疾患
2)リウマチ性弁膜症
3)リウマチ熱
4)心筋疾患
5)川崎病(MCLS)
6)不整脈
7)起立性調節障害(OD)
8)高血圧
9)貧血症
2.腎・泌尿器疾患
1)急性糸球体腎炎
2)慢性糸球体腎炎(慢性腎炎)
3)ネフローゼ症候群
4)異常尿
5)尿路感染症
3.呼吸器疾患
1)気管支喘息
2)肺結核症
4.内分泌代謝疾患
1)糖尿病
2)肥満
5.その他の器官の疾患
1)う歯
2)近視
3)脊柱側彎症
4)オスグッド・シュラッテル(Osgood-schlatter)病
5)腸管出血性大腸菌O-157感染症
第6章 感染症(伝染病)対策
1.感染症(伝染病)の基礎知識
1)伝染病と感染症
2)感染症の発生と流行
3)感染症予防法に規定する感染症
2.学校感染症の種類
1)第1種学校感染症
2)第2種学校感染症
3)第3種学校感染症
3.学校感染症発生時の処置
1)早期発見
2)出席停止
3)出席停止の期間
4)臨時休業
4.予防接種
1)予防接種の意義とワクチン
2)予防接種の種類
第7章 救急処置
1.学校における救急処置の意義
1)救急処置に関する学校の任務
2)学校における救急処置の範囲
3)救急処置の教育的意義
2.救急処置の実際
1)救急処置計画
2)救急処置基準
第8章 学校安全
1.児童生徒の事故災害の現状
1)死亡統計における事故
2)負傷の統計における事故災害
2.学校安全の考え方
1)概観
2)安全の概念分析
3)事故災害と個人的特性
3.安全管理
1)安全管理の法的根拠
2)学校安全計画
3)安全点検
4)事故分析
5)救急体制の整備
6)安全管理の具体化
4.安全教育
1)学習指導要領での位置づけ
2)安全指導の内容
3)安全教育における工夫と教材・カリキュラム
5.これからの学校安全の課題
第9章 健康教育
1.学校における健康教育
1)学校健康教育のねらいと意義
2)学校健康教育の特性・領域・機会
3)生涯保健に対応した学校健康教育
2.保健学習
1)学習指導要領における保健学習の目標と内容
2)養護教諭の保健の授業の担当
3.保健指導
1)学校教育における保健指導の位置
2)保健指導の意義・機会・形態
3)学級活動における保健指導と養護教諭
4.「総合的な学習の時間」のなかの「福祉・健康」
第10章 精神保健
1.精神保健の意義
1)精神保健とは
2)精神的健康とは
3)欲求
4)欲求不満と葛藤
5)欲求不満耐性とコーピング
6)防衛機制
2.ストレス概念
1)ストレスとは
2)ストレッサーの強さ
3)キャノンの緊急反応
4)セリエのストレス学説
3.学校保健における精神・心理的疾患(異常)
1)神経症
2)心身症
3)神経症・心身症者への対応
4)精神疾患
4.その他の精神・心理的問題
1)不登校
2)いじめ
5.「心の病」における留意点
第11章 健康相談
1.法規上の根拠
2.学校医・学校歯科医の行う健康相談
1)実施法
2)健康相談の対象
3)準備と運営
3.学校薬剤師の行う健康相談
1) 健康相談の対象
2) 準備と運営
4.養護教諭の行う相談活動
1)養護教諭の行うヘルスカウンセリング
2)学校医による健康相談との違い
3)保健相談
4)ヘルス・カウンセリング
第12章 環境衛生
1.学校環境衛生の意義
1)学校環境衛生の位置付け
2)学校環境衛生の意義と重要性
3)学校環境衛生の目的
2.学校環境衛生の法的根拠
1)学校環境衛生の関係法令
2)学校環境衛生基準
3.学校環境衛生活動の計画と展開
1)学校環境衛生活動の計画
2)学校環境衛生活動の展開
4.学校環境衛生検査の実際
1)教室内の環境衛生
2)教室外の環境衛生
5.学校環境衛生と公害
1)騒音の問題
2)大気汚染の問題
3)ごみの焼却とダイオキシンの問題
第13章 学校保健計画・学校保健組織活動
1.学校保健計画
1)学校保健計画の法的根拠とその意義
2)学校保健計画の作成手順と留意事項
3)学校保健計画の内容と評価
2.学校保健組織活動
1)保健組織活動の意義
2)学校保健委員会
3)教職員の保健組織
4)児童生徒の保健組織
また、平成21年4月に施行された学校保健安全法にも対応した書籍となっています。