目次
Ⅰ 教育保健の理念と方法
1章 教育保健の考え方
1 教育保健の理念
2 学校の機能と教育保健
3 教育保健の機能としての養護
2章 教育保健の思想と方法
1 「教育保健」概念の源流とその後の発展
2 「健康」概念の教育学的検討
3 教育保健の方法
3章 教育保健の枠組み
Ⅱ 子どもの現状と教育保健の課題
1章 子どもの健康実態把握と教育保健
1 子どもの健康実態把握とその方法
2 とらえた実態を教育の課題に
2章 今日の子どもの健康実態と背景
1 今日の子どもの健康問題の特徴とその時代的背景
2 子どもの「からだのおかしさ」の発見・把握・解決の諸段階とそのとらえ方
3 子どもの生存(生命)にかかわる健康問題
4 子どもの保護(疾病等)にかかわる健康問題
5 子どもの発達にかかわる健康問題
6 子どもの体位・体力にかかわる健康問題とその課題
7 子どもの心と性をめぐる健康問題とその課題
8 健康問題の背景としての生活・環境問題
Ⅲ 教育としての保健活動
1章 教育としての保健活動
1 学校の保健活動を教育活動に
2 健康な学校づくりと校長の役割
3 養護教諭が取り組む健康教育活動
2章 子どもの健康と発達の様相をとらえる仕事
1 教育としての健康診断
2 健康観察や健康調査で子どもの実態をとらえる
3章 保健室におけるケアと教育
1 保健室の今日的役割と保健室実践
2 教育としての救急処置
3 教育としての健康相談活動
4 保健室登校とその支援
4章 学級担任による保健的ケアと教育
1 子どものいのちと健康を守り育てる教師の仕事(1)
2 子どものいのちと健康を守り育てる教師の仕事(2)
5章 子どもの健康・からだを教え、育てる
1 小学校における保健学習をつくる
2 中学・高等学校における保健学習をつくる
3 教育課程全体に多彩な保健指導を組み込む
6章 保健の自治的・文化的活動
7章 教育保健活動の組織的展開
1 学校保健委員会活動の組織的な展開
2 教職員や地域を巻き込んだ健康づくり 保健委員会の子どもたちが学校保健委員会に問題を投げかけて
3 子どものいのちと健康を守る地域ネットワークづくり
8章 子どものいのち・人権を守り育てる教育
1 ありのままの性を生きる いのちと人権を守り育て、誰もが生きやすい社会へ
2 子どもの性と生を育む
3 生きる力を育む食の教育
4 いじめ・虐待から子どもを守る教育
5 学校における防災教育 津波防災教育の授業づくり
6 特別支援教育 インクルージョンを目指す学校づくり
Ⅳ 教育保健活動を支える制度と体制
1章 教育保健活動の法的根拠と制度・行政
1 子どもの健康、安全と発達にかかわる法と行政
2 「学校保健安全法」成立で変わった制度と行政の課題
2章 教育活動を支える保健・安全環境の整備
1 健康や安全、発達をめぐる課題の多様化と人的環境
2 学校施設・設備など物的環境整備
3章 子どものいのちと健康を守り育てる学校・家庭・地域の連携
1 学校と地域の保健連携を進めるための養護教諭と行政の役割
2 地域の専門家との連携で子どもの健康を守り育てる
Ⅴ 教育保健の歴史と教育保健学の今後
1章 戦前の教育保健の源流を探る
1 教育保健の源流としての近代教育思想
2 三島通良の「教育の基礎としての学校衛生」論
3 大西永次郞「教育的学校衛生」論と竹村一「教育としての学校衛生」論
4 戦前学校衛生の実践に見る教育保健的発想
2章 教育保健論のあゆみと到達点
1 教育学における教育保健論の系譜
2 戦後の教育保健研究・実践のあゆみと到達点
3章 教育保健学の確立に向けて
1 教育生理学・教育衛生学から教育保健学へ
2 教員養成における教育保健学
4章 諸外国の学校保健の動向
1 諸外国におけるヘルスプロモーティングスクールの動向と教育保健
2 欧米の健康教育の動向と教育保健