目次
I部 養護教諭の教育実践-その構造とすじ道-
1 養護教諭の教育実践とは
2 養護教諭の実践の構造と枠組み
3 養護教諭の実践のすじ道
II部 養護教諭の教育実践の地平
1 養護教諭の切り拓いてきた独自の実践領域
2 保健室実践
3 保健指導・「からだの学習」
4 保健委員会活動の指導
5 保健活動の渦づくり・学校づくり
III部 養護教諭の実践をめぐる今日的問題の諸相
1 現代の学校と保健室
2 これからの保健教育と養護教諭
3 教育としての健康診断
4 不登校・保健室登校と養護教諭
5 スクールカウンセラーの配置と養護教諭
6 養護教諭の仕事と複数配置
7 保健主事制度と養護教諭
養護教諭の新しい姿。これは、80年代からの教育実践(かなりの質と多様性をもつ)、それに伴う学校での役割の重要さの増大からも見えてくる。また、90年代の文部省の関連政策を見ても、将来の姿を想定している。
具体的な将来の養護教諭像を考えるには、これまでの教育実践の流れを見、専門性のあふれる指導を継承・発展させていく目も必要。本書では、これまでの実践の蓄積をもとに未来像をえがいた。