目次
〜Chapter1 知識・理論編〜
●なぜ歯科医が食育なのか? 食べ物が変われば、口が変わる
●食育はよい口の機能から―態癖を中心とした機能発達の支援―
●子どもの咀嚼と肥満の関連性と食べ方支援の必要性
●ライフスキルを育む健康教育の評価の重要性 〜Chapter2 実践編〜
●咀嚼回数をカウントする「かみかみセンサー」の開発と活用方法
●「レッツ!トライ!かみかみ学習」+「活動ヒント集」
●健康教育後の自己肯定感を高めるフォローアップ
●健康教育後の家庭との連携
●給食における「かみかみセンサー」活用結果
〜Chapter3 教材編〜
●食育教材集
●子どもと家族のためのワークブック『生活習慣を見直そう!ゆめすごろくBOOK 家族でチャレンジ!』の開発
健康や発育・発達と密接な関わりをもつ歯と口、さらに『食べ方』から食の大切さを伝えるための一冊!
近年、日本人の食・生活習慣は朝食の欠食、外食や調理済み食品の利用増加、夜型の生活習慣等、大きく変化してきています。これにともない、肥満・痩身志向・生活習慣病の低年齢化等の健康課題がクローズアップされてきました。
これらの課題に対して、「食育基本法」の制定をはじめとする社会の動きはますます活発になりつつあります。そんな中で“何を食べるか”だけではなく“どう食べるか”、すなわち『食べ方』も重要なキーワードです。
本書は、「理論編」「実践編」「教材編」の3部構成で、成人期以降の食生活や生活習慣病予防に大きな影響を与えるステージである学齢期の『食べ方』支援をめざし、実際に学校現場で『食べ方』支援を実践されている先生方と協力して作成しました。