母子の絆

母子の絆

奈良教育大学ブックレット 第6号

母子の絆

―健康な母と子を育むカルシウム栄養―

著:米山京子
ISBN: 978-4-8278-1515-3
定価: 1,047 (税込)
数量:
カートに追加しました。
お買い物を続ける カートへ進む
奈良教育大学出版会企画第6号。

女性にとって骨密度は、出産後骨粗鬆症や未来の赤ちゃんへの影響など大きな関心ごとのひとつです。そんな骨密度を妊娠を期に増やす事ができるとしたら…

本書では著者の米山京子先生に、ご自身の研究成果をもとに、妊娠・出産・授乳と骨密度の関係について詳しく解説していただきました。骨密度減少を食い止めるポイントや、骨密度増加に欠かせないカルシウムの効率的な摂取方法、そして骨密度を保った授乳方法など女性の気になるトピックでいっぱいです。

これから母親になる方、現在妊娠中の方、子育て中の方、さらにその支援をされている方などに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

目次

はじめに



§1 カルシウム栄養の重要性・骨の構造・超音波による骨密度測定法

§2 母の骨密度が低いほど産まれる赤ちゃんの体重・身長は小さい!

§3 妊娠中のカルシウムの充足状況は、骨密度の変化に現れる!

§4 妊娠によって骨量を減らさないために、妊娠前半期にカルシウムを蓄えよう!

§5 妊娠および授乳期に骨密度を高めるためには   

  -たんぱく質摂取量が多い者ほどカルシウム摂取量も増やす!

§6 カルシウム摂取量に対してリンの摂取量が多いとカルシウムの吸収を妨げ、骨密度は低下する

§7 骨密度を高めるための食品(群)   

  -カルシウムを効率よく摂取するにはカルシウムの吸収率とビタミンDの摂取に注目!

§8 妊娠中の骨量を高めるための妊娠前および妊娠中のライフスタイル

§9 出産後骨粗鬆症とは   

  -妊娠初期には骨密度を測定しよう!

§10 母乳分泌のしくみ・母乳成分・母乳栄養児の発育

§11 母乳のカルシウム濃度維持のしくみ   

  -母の骨密度が一定以下であると母乳のカルシウム濃度は低くなる!

§12 妊娠・授乳による骨密度の低下と回復

§13 再出産・再授乳後は骨密度を高めるチャンス   

  -多産により骨密度を高めるには出産間隔が大切!

§14 牛乳・乳製品を摂らない菜食主義者の長期授乳による骨密度の影響とその回復

§15 栄養状況が良好であれば長期授乳により骨密度は低下しない!

§16 骨密度を低下させないための授乳婦のライフスタイル   

  -牛乳・乳製品とエネルギーの摂取量が大切である

§17 青年期女性の骨密度に影響を及ぼす生活要因   

  -牛乳摂取、中・高校での運動、喫煙が3大要因

§18 生活習慣改善による骨密度への効果   

  -生活の中で体を動かすこと、就寝時刻を正すことが大切!



おわりに










ようこそ、ゲスト様

PAGE TOP