ウェルビーイングをデザインする

ウェルビーイングをデザインする

ライフスキル教育プログラム小学校低・中学年用

ウェルビーイングをデザインする

未来に生きる子どもたちが自分で決めてつながる力をはぐくむ

著:池田真理子・青山俊美
監:川畑徹朗
ISBN: 978-4-8278-1596-2
定価: 2,420 (税込)
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少子高齢化、グローバル化や個性の多様化など、変化の激しい未来を生きる子どもたちには、ウェルビーイングを育むこと、幸福感や自己肯定感、他者とのつながりを教育で育むことが求められています。

本書は、小学校1年生から4年生を対象として、ライフスキルの育成を目指します(ユニット1)。低学年のうちから自ら考えて行動し、自分の考えをしっかりと相手に伝え、かつ思いやりを持って相手の思いを受け入れることができる児童を育成することは、レジリエンスを身につけ、いろいろな物事に果敢に挑戦する行動性を培うことにつながります。

さらに、ユニット1で学んだライフスキルを活用して、実際に起こりそうな身の回りのトラブルの中でいじめにつながりそうな事柄を想定し、どのように行動すればいじめ問題につながらないか、自分ならどのようにするかを考えて行動する練習をします(ユニット2)。心理的免疫力を高め、いじめ問題の未然防止につながる力を育成するアプローチを紹介します。

目次

監修にあたって

はじめに

 

基礎編

1 ライフスキル教育の基礎

2 5つのライフスキル

3 プログラムの構成と使い方

 

実践編

【ユニット1】

1年生①あいさつをしよう―気持ちの良いあいさつについて考える

1年生②きもちつたわったかな―上手に自分の感情や思いを伝えるにはどうしたらよいのかを考える

1年生③だいすき「わたし」―自分の良さを見つけて、自分らしさに気付く

1年生④うれしいことかな、いやなことかな―同じ出来事でも、人それぞれ感じ方が違うことに気付く

1年生⑤どっちをえらぶ―自分にとって良いと思う行動を選んで決める

2年生①2年生になったよ―自分の成長を認め、さらに伸ばすための目標作りをする

2年生②あったかことばの力―友だちの心を温かくする言葉を使うことができる

2年生③みんなのすてきを見つけよう―友だちの良いところを見つけて伝え合う

2年生④どんなきもちかな―同じ事柄でも、感じ方が違うことに気付き、認め合うことの大切さを知る

2年生⑤どんな方ほうがあるかな―問題を解決するために、どんなことができるかを考える

3年生①わたしのちょうせん(2時間扱い)―目標を立て、励まし合って達成する喜びを味わう

3年生②自分をしょうかいしよう―じぶんの良いところを見つけて伝え合う

3年生③聞き方マイスターになろう―良い話の聞き方を練習する

3年生④よい決め方のひけつ―問題を上手に解決する秘訣に気付く

4年生①友だちをしょうかいしよう―友だちの良いところをインタビューして紹介し合う

4年生②これに決めた―意思決定のステップについて知り、日常よくある出来事に適用する

4年生③友だちっていいな―良い友だちのイメージを出し合い、良い友だちの要素について考える

4年生④不安やなやみの原いんを知ろう―自分の不安や悩みの原因について知るとともに、感じ方の違いに気付く

4年生⑤自分の気持ちを伝えよう―自分の気持ちを上手に伝えることは、問題を解決する効果的な方法の1つであることを知る

 

【ユニット2】

1年生⑥こまったな。どうしよう(広島県呉市立横路小学校養護教諭 木村千恵)

1年生⑦いやなことをするのはやめて(広島県福山市立霞小学校校長 清水弓記子)

2年生⑥こまったな。たすけて(広島文化学園大学人間健康学部助教 寺西明子)

2年生⑦友だちにたすけをもとめよう(元広島県立三原高等学校養護教諭 戸野香)

3年生⑤やめようと言おう(福山市教育委員会事務局学校保健指導主事 前田智子)

3年生⑥こまっている友だちを助けよう(広島県立三原高等学校養護教諭 山崎聡子)

4年生⑥友だちを助ける方法を考えよう(広島県立尾道商業高等学校養護教諭 西尾美智子)

4年生⑦自分の気持ちを伝えよう(福山平成大学健康スポーツ科学科講師 近藤千穂)










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